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港区芝浦・協働会館

1999年9月5日撮影

協働会館


旧協働会館は、昭和11年に芝浦花柳界の見番として建設されました。見番とは、三業組合事務所のことで、「置屋」「料亭」「待合」からなる「三業」を取りまとめ、芸者の取次ぎや遊興費の清算をする施設です。間口10尺、奥行60尺ほどの棟の後方にL字型に30尺弱張り出した平面構成です。正面玄関には銅板葺の唐破風を付け、1階に事務所、2階に桧板敷舞台のある「百畳敷」と呼ぶ大広間を設けました。棟梁は、目黒雅叙園も手がけた酒井久五郎であり、良材をふんだんに使っていて、扉の卍崩しや、階段の手すりなどに、その技巧を見ることが出来ます。
第二次世界大戦中に花柳界が疎開し、戦後は港湾労働者の宿泊所「協働会館」として使用され、2階だけは日本舞踊の稽古場、集会のために貸し出していましたが、平成12年に閉鎖されました。
しばらく放置されていたために、部分的に傷んだ箇所もありますが、華やかな花柳界の面影を伝える建築として、大変に貴重ということが出来ます。
港区の文化保護目録 - 港区立郷土歴史館より

協働会館


協働会館


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